地震大国である日本において、木造住宅の耐震性は命と財産を守る上で極めて重要な課題です。近年、頻発する地震への不安から、多くの施主様が耐震補強工事に関心を持っています。今回は、木造住宅の耐震補強工事について、具体的な種類や進め方について制震ダンパー「ダイナミックファスナー」を提供するお家まるごと制震シェルターが詳しく解説します。
この記事を監修した専門家
愛知淑徳大学 建築学部 教授
古田 智基
愛知県名古屋市出身。子供時代は活発に過ごし、大学では日本は有数な地震国であることから耐震工学を専攻。二十数年の企業経験を積み、愛知淑徳大学の教員に至る。

木造住宅の耐震補強工事の種類
耐震補強工事は、大きく分けて基礎の補修・補強と壁や構造の補強があります。これらを適切に行うことで、地震に強い住宅を目指します。

基礎の補修・補強
木造住宅の基礎が弱いと、地震の際に大きなダメージを受ける可能性があります。基礎の補修・補強には、クラックの修正や補強材の追加、さらには基礎自体の強度を増すための工事が含まれます。たとえば、コンクリートの補強や新しい支持材の設置などが行われます。これにより、建物全体の安定性が大幅に向上し、地震時の揺れに対する抵抗力を高めることができます。
壁や構造の補強
壁やその他の構造部分の補強も、耐震性向上には欠かせません。構造用合板の追加や金属製のブレースの設置が一般的です。これらの補強により、建物の歪みを防ぎ、揺れに対する強度を増します。特に、壁面の面積を増やすことで、建物全体の剛性が向上し、地震の力を効果的に分散させることが可能です。
耐震補強工事をする流れとは
耐震補強工事を行うには、計画的な流れを理解することが必要です。以下に、その一連の流れを詳しく説明します。

工事前の準備
まずは、専門の業者による建物の現状調査が行われます。この調査を通じて、建物のどの部分に補強が必要か、どのような工事が効果的かが判断されます。また、この段階で費用の見積もりも行われ、計画の詳細が決定されます。
工事の実施
次に、実際の補強工事が始まります。この工事は通常、基礎の補強から始め、次に骨組みや壁の補強が行われます。工事中は、住宅の安全を確保しながら、迅速かつ正確に作業が進められるように管理されます。
工事後の検査
工事完了後は、再度専門業者による検査が行われます。この検査により、工事が計画通りに行われたか、耐震性が向上しているかが確認されます。問題がなければ、これにて工事は完了となります。
耐震補強工事の重要性と制震ダンパー
木造住宅の耐震補強工事は、単なる建物の改修ではなく、家族の安全と財産を守るための重要な投資です。地震大国日本において、耐震対策は避けて通れない課題と言えるでしょう。適切な耐震補強により、建物の寿命を延ばし、地震への不安を軽減することができます。耐震リフォームの流れを把握することで、計画的かつ効果的な耐震補強工事ができるでしょう。
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