直下型地震に強い家にするためには?抑えておくべきポイントを紹介

世界で発生するマグニチュード6以上の地震のうち、日本で発生するものは約20%にも及びます。日本の国土を考慮すると、その発生回数の多さが分かるのではないでしょうか。そんな地震が多い国で生活している以上、家を建てるときに地震に強いかどうかを考える必要があります。

そこで今回は、直下型地震に強い家にするためのポイントを高性能でローコストな制震ダンパーを提供するお家まるごと制震シェルターが紹介します。

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*兵庫県南部地震 震度7クラスの821ガル 92.2kineの原波で算出

この記事を監修した専門家

西日本工業大学 デザイン学部建築学科
古田 智基

愛知県名古屋市出身。子供時代は活発に過ごし、大学では日本は有数な地震国であることから耐震工学を専攻。二十数年の企業経験を積み、西日本工業大学の教員に至る。

直下型地震とは

直下型地震とは内陸型地震とも呼ばれ、震源が真下にある地震のことを指します。
地震発生の仕組みは、海洋プレートが大陸プレートを圧迫することにより、内陸部の岩盤に歪みを生じさせます。その結果、大陸プレートの内部で破壊が起こり、地震となります。

直下型地震の特徴は、海溝型地震よりも規模が小さく、被害範囲も20キロメートルから30キロメートルほどです。規模は小さいですが、震源が浅い場合は震源に近い地域に激しい揺れをもたらします。

内陸部で起こる地震であるため、津波が発生することはほとんどありませんが、家屋の倒壊や火災などが被害として想定されます。

直下型地震に強い家にするために

直下型地震に強い家にするためには、耐震等級が重要です。耐震等級は、「建物の重さ」「耐力壁の量・配置」「床の耐震性能」で評価されます。

建物の重さ

耐震性に優れている家は、重い建物と軽い建物のどちらでしょう。重い建物の方が重厚で頑丈なイメージがあるため、耐震性も高いと考えるが多いのではないでしょうか。

実は、軽い建物の方が耐震性に優れています。軽いほうが地震による影響を受けにくく、必要な壁の量が少なくてすみます。

耐力壁の量・配置

耐力壁とは、地震や風によって受ける水平方向の力に対して対抗できる壁のことを指します。耐力壁が多いほうが耐震性能に優れています。

また、耐力壁はその配置も重要です。

建物の一部に耐力壁を集中させると、それ以外の部分に力が集中し、倒壊してしまう危険があります。そのため、耐力壁は全体にバランスよく配置することがポイントです。

床の耐震性能

耐力壁がその効果を発揮するためには、床の耐震性能も重要です。床の耐震性能が低く、地震で壊れてしまった場合、耐力壁も基礎を失ってしまい倒壊してしまいます。

そのため、壁と床はセットで耐震性能をチェックしましょう。

まとめ

今回は、直下型地震に強い家にするためのポイントを紹介しました。直下型地震に強い家にするには耐震等級を上げる必要があります。そのためには、「重量を軽く」「耐力壁を全体にバランス良く」「床の耐震性能も上げる」ことがポイントです。

直下型地震は日本に住んでいる限り、備えなければいけない災害です。今回紹介したポイントを参考に、直下型地震に強い家を実現してみてください。

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