地震の多い日本で家を建てる際に重要視されるのは耐震性。自然災害が起こっても、被害を極力抑えられる家は重宝されるものです。では、「地震に強い家」とはどんな家を指すのでしょうか。今回は、地震に強い家の特徴を解説します。
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この記事を監修した専門家
西日本工業大学 デザイン学部建築学科
古田 智基
愛知県名古屋市出身。子供時代は活発に過ごし、大学では日本は有数な地震国であることから耐震工学を専攻。二十数年の企業経験を積み、西日本工業大学の教員に至る。
なぜ地震に強い家を造る必要があるの?
耐震性に特化した家を造るべき理由は、日本で自然災害が起きやすいことに加えて、建築基準法に適している必要があるからです。
ここでは改めて、地震に強い家が重要視されている理由を紹介します。
巨大地震による被害が大きいから
日本は「地震大国」と呼ばれるほど、他国と比べて地震が起こりやすい国です。
なんと世界で発生するマグニチュード6以上の地震のうち、約20%は日本で発生していると言われているのです。日本で暮らす限りは、常に巨大地震のリスクと隣り合わせであることが分かるでしょう。
巨大地震の発生時はもちろん命の危機もあり、耐震対策は欠かせません。地震発生時に家が倒壊するリスクを少しでも減らすことが、生き残れるリスクを高めることにつながるのです。
耐震基準を満たす必要があるから
日本では、1950年に施行された建築基準法で耐震基準が設けられています。耐震基準は巨大地震を経験するにつれて、強化され続けています。
1995年に阪神淡路大震災が発生した際にも耐震基準が見直され、震度6強から7の揺れに対しても耐震性のある家の建設をすべき旨が記されています。
現行の耐震基準で建てられた住居のほとんどは、東日本大震災の際にも全壊を免れたことからも、厳しい耐震基準を満たすことの大切さが伝わります。
地震に強い家の特徴とは?
耐震基準を満たしたうえで、さらに耐震性を高めるためには、物理的な特徴を4つ押さえる必要があります。
1つ目は、正方形に近いシンプルな形にすることです。
家の見た目をおしゃれにするために、L字やコの字のようなデザインを希望される方も多いですが、家の形が複雑になるほど、地震の揺れを受けやすくなってしまいます。耐震性の面から考えると、力が分散されやすく、倒壊しにくい正方形が最適な形です。
2つ目は、家の質量を小さくすることです。
地震の揺れは家の質量に比例して伝わるため、使用する建材を軽量なものにするほど耐震性が高まります。
3つ目は、高さを低くすることです。
地震発生時の映像で、高層ビルやマンションが大きく揺れる様子を見た方も多いのではないでしょうか。高さのある建物ほど揺れの影響を受けやすく、一般住宅でも高さの低い平屋が地震に強いとされています。
ただし、木造住宅では3階建ての方がきっちりした構造計算するため倒壊のリスクが高まるとは限らないなど、地盤や構造によって強度が変わるため、「高さがある=地震に強くない」とは一概にはいえません。
4つ目は、地盤を強くすることです。
地震に強い家づくりは地盤の強い土地探しから始まります。地盤の強い土地を選ぶことで、なるべく費用を抑えながら地震に強い家が建てられるようになります。
まとめ
地震に強い家の特徴は、耐震基準を満たしたうえで家の構造や素材、高さや地盤に関する条件を満たしていることです。安全で丈夫な住まいをつくることは私たちの願いですが、100%の安全を保証するものは存在しないということも事実です。
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